H君の残像
もうずいぶん年月が経ってます。彼とは中学時代に同じクラスになったことはありません。となりのクラスであったことは廊下で頻繁にほぼ毎日出会ってた記憶からして間違いありません。校内のいろいろの噂話から彼がとびぬけた秀才であることは知っていました。中学を卒業して彼はトップ
校のA校に当然の如く進学しました。その頃は私も取り立てて自分の将来の夢とかの具体的な希望もなく過ごしていました。しかし彼とはまたあるところで
再会したんですね。そこは、私がのちにお世話になる予備校でした。1年後彼は東大に進学しました。その後大好きな数学を極めて母校A高校の数学教師となった
ようです。彼くらいの才覚があれば官僚として出世しただろうとおもいます。でも本当に数学が好きだったんだろうなと思います。そして母校の後輩たちに
数学を教え又東大の後輩を出し続けています。彼とは特に親しくしているわけではありません。でも後ろ姿はしっかり今でも脳裏に浮かんでくるんです。
Hくん後ろ姿ありがとう。君のおかげで今も頑張れてるよ、今はただ懐かしい思い出になっています。
2021年02月23日 23:49